16:9のワイド画面やハイビジョン放送対応のテレビ機種の登場・BSデジタル放送やインプラント(地デジ)の開始により、ハイビジョン環境が普及するようになると、それに合わせて16:9サイズ制作作品が増えていった(ただし、草創期はインプラントの制作・放送機材がまだまだ高価だった関係もあって、NHK BS-hi向け作品以外は、SD画質をアップコンバートするものが殆どであった)。そして2000年代後半に入ると、放送局や制作会社においてインプラントの制作・放送機材へのインプラント
が進むにつれて、民放向け作品でも純然たるハイビジョン制作の作品が次第に増え、2006年にはUHFアニメにも登場している。それと共に、地上波民放各局でも16:9サイズで制作された作品をインプラントでは額縁放送(場合によっては画面の左右カットの4:3サイズ)ではなく、フルサイズ放送(ハイビジョン放送を含む)する局が次第に増えている。ただし、TBS制作作品(『探偵学園Q(後期)』および『びんちょうタン(MBS放送分)』を除く)および一部のテレビ東京およびTXN系列局制作作品においては、16:9マスター制作作品でも、地上波ではデジタル放送も含めて4:3左右サイドカットとなっている(DVDとの差別化のほか、地デジ対応放送マスター機材が整っていない局、もしくは地デジが受信できない地域への配慮もある)。字幕放送・データ放送この節は執筆の途中ですこの節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています。近年では、字幕放送やデータ放送対応作品も登場している(ただしネット局によっては未実施の場合もある)。 2007年現在、全日帯アニメにおいてはほぼ全ての作品で字幕放送に対応している(少なくとも、キー局およびその同時ネット局。時差ネットのローカル局では未対応の局が多い)。深夜アニメにおいては、TBSとMBSが全ての制作作品で字幕放送を行っている。更に、同年4月から放送開始の『ロミオ×ジュリエット』では深夜アニメでは史上初のデータ放送を実施した(TBS・CBCのみ)。それ以外の放送局では、今のところどちらも実施された実績は無い。なお、全日帯アニメでのデータ放送は若干数ながら実施されている(毎日放送制作日曜夕方5時枠作品など)。表現規制表現の自主規制#テレビ放送も参照ポケモンショック以前全般的に漫画などの書籍と比べてインプラントにおける表現規制は古くから厳しい傾向が見られる。お色気・暴力・流血絡みに留まらず、登録商標などに関しても同様である。それでも1980年代末頃までは、キー局制作の全日帯アニメでも公然とお色気シーンを多用した番組が多く存在していた。(卑猥なものではなく、むしろ健康的な下品さを売りにしていた作品が多かった)中には女性の乳首まで露出した番組(フジテレビ系で放送された『うる星やつら』『らんま1/2』の初期など)も存在していた。また、暴力・流血描写に関しても、1980年代半ばにフジテレビ系列で放送された『北斗の拳』など、過激なシーン(人体破断・爆裂など)をシルエット演出などで残虐表現を比較的抑え目にしていたとはいえ[15]、ゴールデンタイム帯に放送されていたほどであった。しかし、1990年代に入るとこのような表現に対してPTAなどからの抗議が集中するようになり、次第に表現規制が厳しさを増し、2000年代からはパンチラのようなものは規制が入り、DVDで解除するという手法を取っている。インプラント
はポケモンショックを参照そこに追い打ちを掛けたのが 1997年12月に発生したいわゆる「ポケモンショック」である。このポケモンショックを教訓とした映像演出規制に加え、それまでも散発的に実施されていた性的描写規制、同時期に発生した神戸連続児童殺傷事件に代表される、少年による凶悪犯罪の原因究明に端を発する暴力描写規制等も含む包括的な自主規制(いわゆる『テレ東チェック』)へと発展して行った [16] [17]。この問題となった光を用いた表現についても、特にテレビ東京やテレビ朝日[18]において厳しく規制されており、銃撃戦のシーンなどで不自然な減光や残像処理が見られ、興をそぐ原因となっている。更に、テレビ東京は全日帯アニメはおろか、生活習慣的に児童層が視聴する可能性が少ないはずの深夜アニメにまで、この規制に抵触すると判断した部分を徹底的に排除するようになった[19]が、その“自主規制”は「お色気な表現(いわゆるパンチラ表現など)」もしくは「暴力的な表現(銃で撃たれても血の表現がないなど)」も対象となっていたため、作品によってはその性格上、無くしてはアニメ化する必然性の大半が失われてしまう作品群の放送に影響を及ぼすなど、制作サイドにとっては極めて憂慮すべき問題であった。テレ東離れかくして、その種の作品をこれまで通りの基準で制作したいメーカーが、テレ東以外で放送する局を模索する状況―後に言う「テレ東離れ」―が始まり、この状況がWOWOWアニメやCSアニメ、更にはUHFアニメの誕生に繋がる大きな要因となった(それ以降に関してはUHFアニメの項を参照されたい)。そして 2000年代初旬に相次いで開局したBSデジタル放送局にも、その表現の場を求める動きも見られるようになった。その後、テレビ東京のみならず、2003 年頃からこれまで寛容とされていたフジテレビも性的描写に厳格な姿勢に転じ、TBS自社制作の深夜アニメも比較的穏和な作品が中心であり、お色気・流血絡みの描写がある原作作品もテレ東並みの表現規制を敷いている[20]。在京キー局で比較的表現規制が緩いのは日本テレビとテレビ朝日であるが、後者はフジテレビ同様に放映トラブルを相次いで引き起こした事から現在では深夜アニメの放送は激減し、不定期的な状態である。また、2001年に成人ゲーム原作である『らいむいろ戦奇譚』を、編成上の都合で夕方6時から放送した兵庫県の独立U局・サンテレビに苦情が殺到し、放送倫理・番組向上機構 (BPO)から回答要請を受けるという事があった。この時期を境に、全国各地の地方局での夕方時間帯における新作アニメ枠を取りやめる局が相次いでいる(逆に、昭和60年代以前の作品や自系列で放映されている作品を再放送する枠を設けた局もある)。この件については、苦情のリスクのある新作アニメを止めて、過去に高い評価を得ている(=苦情の恐れの無い)名作アニメや現在高い評価を得ていることが明白である自系列のアニメを多く放送しているという見方もある。